外来担当表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 外来診察 | 外来診察 | 外来診察 | 外来診察 | 外来診察 | 外来診察 |
午後 | 第2週休 | 外来診察 | 外来診察 | 外来診察 | 外来診察 | 第3週休 |
肝臓内科 医師プロフィール
・天陽会中央病院 肝臓内科医長
・日本消化器病学会専門医
・日本超音波医学会・超音波専門医、指導医
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本肝臓学会 専門医
・日本膵臓学会
・日本内科学会 認定内科医
・日本胆道学会
昭和61年 久留米大学医学部卒
【専 門】
肝臓内科
肝臓内科のご案内
当科では腹部エコー検査を中心に慢性肝炎・肝硬変・肝癌(転移性肝癌も含む)・アルコール性肝疾患などの肝疾患や胆膵疾患、他を対象に診療を行っています。
高画質の超音波装置Logiq7導入により肝癌の描出や虫垂炎の診断も容易になっており、また、腹部動脈瘤の新鮮血栓もこの装置によって観察しやすくなっています。 肝癌や転移性肝癌に対しての造影エコーも積極的に行っており、CT、MRIで判明できない皿流動態も明確になっております。原因不明の腹痛として知られる腹部アンギーナ(上腸管膜動脈狭窄)もリアルタイムに上腸管膜動脈の狭窄とジェット流を観察できるようになっております。
血菅造影にあたっては患者の侵襲(負担)をいかに軽減できるかが課題で、現在、従来の半日から4~5時間に安静時間短縮を実現できおり、短縮による合併症は今のところ皆無です。 また、肝生検を開始したことにより、これによってより正確な診断による肝臓病治療が行えるようになりました。 今後さらに信頼度とクオリティの高い医療を目指していきます。
主な肝臓疾患
慢性肝炎
肝炎とは、肝細胞のある部分が破壊され肝臓に炎症が起こる病変を言います。
急激におこる急性肝炎と、6か月以上続く慢性肝炎に大別でき、主な原因は、肝炎ウイルスへの感染で、B型肝炎とC型肝炎が多く見られます。薬剤やアルコールが原因のときもあります
慢性肝炎は急性肝炎に比べ自覚症状がない場合が多く、気づかないまま進行して、一部は肝硬変へ進むことがあります。
- 症 状
- 覚症状がない場合が多い(体のだるさや吐き気、食欲不振などの症状がみられる場合もある)
肝硬変
肝炎やアルコールなどで肝臓の細胞がを破壊し続けると、肝臓の再生能力が無くなり固くなります。見た目的にも硬いこぶだらけでゴツゴツになります。この状態を肝硬変といい、肝臓の血液循環に異常が生じ、肝臓の働きが果たせなくなります。
- 症 状
- 初期の頃にはほとんど症状がない場合も多いが、疾患が進むにつれ、全身倦怠感や疲れやすい、食欲減退などの症状が出てきます。他、黄疸、クモ状血管腫、手掌紅斑、女性化乳房(男性のみ)などの他覚症状が現れる場合もあります。
肝がん
肝がんは大きく分けて「原発性肝ガン」と「転移性肝ガン」の2つに分かれます。そして「原発性肝ガン」はさらに「肝細胞ガン」と、「胆管細胞ガン」の2つに分かれます。 肝がんの種類としては肝細胞ガンが圧倒的に多く、原発性肝ガンの8割程度を占めていると言われています。 原発性肝細胞肝ガンの原因で一番多いのは、肝炎ウィルスです。肝炎ウィルスによる慢性肝炎から肝硬変への進行し、肝がんへ進むと言うケースが多いです。
- 症 状
- 初期の頃にはほとんど症状がない場合も多いため、慢性肝炎や肝硬変の疾患を持つ方は、定期健診がかかせません。疾患が進むにつれ、全身の倦怠感、食欲不振、吐き気、体重減少、黄疸、発熱、、腹水がたまる、上腹部のしこり、などの症状が現れます。
主な検査
肝臓に関する血液検査
検査名 | 正常値 | 検査内容 |
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肝炎ウィルス検査 | (-) | B型肝炎、C型肝炎への感染の有無を検査します。 |
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GOT(AST) |
30 以下 | 肝細胞の破壊によって数値が増加する酵素。心臓、筋肉、肝臓に多く存在します。 |
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GPT(ALT) |
30 以下 | 肝細胞の破壊によって数値が増加する酵素。肝臓に多く存在します。 |
γ-GTP |
50 以下 | 肝臓や胆道に異常があると数値が上昇します。またアルコール性肝障害のとき、著しく上昇します。 |
ALP |
340 未満 | 肝臓や胆道系に異常があって胆汁の流れが悪くなると、数値が上昇します。 |
総たんぱく | 6.5~8.0 | 血液中の総たんぱくの量です。肝機能に障害がある場合蛋白の合成能力が低下します。 |
アルブミン |
4.0 以上 | 血液蛋白のうちで最も多く含まれるのがアルブミンで、肝臓で合成されます。肝臓に障害が発生すると減少します。 |
※肝臓だけが原因とは限りませんので必ず医師の判断を仰いでください
主な画像検査
腹部超音波
探触子(プロープ)を体に当て、体の中の様子をリアルタイムに検査することができます。超音波は空気を通さないので、探触子と皮膚の間に空気が入らないように超音波用のゼリーを塗って検査し、内臓の様子を調べます。被爆等の心配もありません。
CT
体の周りからx線をあてることによって、体の中の断面(輪切り)をみることができます。胸、腹部の撮影をする際に、20秒前後の息止めをしていただきます。体の中の様子を、より詳しく検査するために、造影剤(ヨード剤)を使用することがあります。
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